私がバドを始めたのは約2年前にさかのぼる。
経緯はこうだ。
区ではいくつかの区立の体育施設を週に何回かその半面ずつを卓球とバドなどの練習のために開放しており、そこではそれぞれの種目の愛好家たちがグループに分かれて汗を流している。
当時、私も時々卓球の会場のほうへ顔を出して日頃の運動不足を少しでも解消しようと汗を流していた。
ところでスポーツの種目によって年齢層や性別などに偏りがあるのは仕方がないことだが卓球とバドの間ではその違いは誰の目にも明らかだった。
そしてその時は特に女性プレーヤー達のトレーニングウェアがとてもカラフル(に当時はそう見えたの)だった。
卓球仲間のうちの一人がその様子を眺めながらしみじみとこうつぶやいた「いいなあバドミントンは・・・それにしても不公平だ。」
その隣で私「同感・・・。」
その時近くにいたバドのコーチ役の方が我々があまりにも哀れに見えたのであろう「このラケットを使っていいですからちょっと打ってみませんか?」と親切に声をかけてくれた。
それで試に打たせてもらったところフレームショットの連発ながらも新鮮でそれなりに楽しむことができた。
それが私がバドを始めることになったきっかけである。
それを聞いた家内は「そういう動機で始めるという事が私には理解できない」などと言っているがきっかけはどうでもいいのである。
それより来年無事に還暦を迎えることが出来た場合にそれ以後に楽しめるスポーツが一種目でも増えることのほうがずっと重要なのである。